【欅坂46】3rdシングル『二人セゾン』MVを初めて見た人が疑問に持つであろうポイントを網羅して徹底解説しています。
『二人セゾン』の『セゾン』の意味と、意味深な音から欅タワーの平手友梨奈がアップになるシーン、MV最後のこちらを儚げな表情で見つめる平手友梨奈のラストシーンはもちろん、ダンスの振り付けに込められた意味まで、MVを深く掘り下げて徹底解説しています。
このページを最後まで読むと、また違った角度から『二人セゾン』のMVを見ることができますよ。
- 『二人セゾン』MVを徹底解説!てちよねと一緒に「二人セゾンを徹底解説セゾン」しちゃいます!
- 『二人セゾン』MVの最後のシーンに込められた意味とは?今までずっと走り続けていた平手友梨奈が橋の上で足を止め、こちらを儚げな表情で見つめるのはなぜか?
『二人セゾン』MVを徹底解説!てちよねと一緒に「二人セゾンを徹底解説セゾン」しちゃいます!
『二人セゾン』MVを初めて見た人が疑問に思うであろうポイントは、
- 『二人セゾン』の『セゾン』の意味って何?
- 2番サビ「儚く切ない月日よ忘れないで」のところで、後ろを振り返って指差しをする振り付けの意味って何だろう?
- 欅タワーの意味って何?
- 欅タワーを見つめる平手友梨奈がアップで抜かれるシーンの意味って何?(意味深な音)
- MV最後のシーンで、儚げな表情でこちらを見つめる平手友梨奈のシーンの意味って何だろう?(意味深な音)
このあたりのポイントについて疑問を持つと思います。
でも、歌詞やMVをよーく見ると、この他にも作り手の意図や意味が込められているであろうポイントが随所に見られます。
このページを最後まで読むと、また違った角度から「二人セゾン」のMVを楽しめるようになるかもしれませんよ。
それでは僭越ながら、欅坂ファン、欅坂新規のファン、これから欅坂を好きになる方が疑問を持つであろう「二人セゾン」MVの気になるシーンを、私なりに解説していこうと思います。
「二人セゾン」のおさえておきたい基本情報
「二人セゾン」の解説に入る前に、おさえてもらいたい基本情報があります。
「二人セゾン」の基本情報を知っておくと「二人セゾン」MVの解説がより分かっていただけると思います。
欅坂のファンにとっては、すでに知っている情報かもしれません。もうそんなこと知ってるよという方は、どんどん次の見出しへと進んでください。
【欅坂46】3rdシングル「二人セゾン」
作詞:秋元康
作曲:SoichiroK・Nozomu.S
発売日:2016年11月30日
作曲者のSoichiroK・Nozomu.Sは、2人から成る音楽ユニットSoulife(ソウライフ)の河田総一郎さんがペンネームとして「SoichiroK」または「SO」名義を、佐々木望さんがペンネームとして「Nozomu.S」名義を使って作曲活動をしているそうです。
2015年時点では、Soulifeとしてのライブ活動はあまり行っておらず、楽曲提供やサポートミュージシャンとしての活動が中心になっているそうです。
「二人セゾン」以外にも作曲している坂道シリーズの楽曲です。。
欅坂46
- キミガイナイ
- 乗り遅れたバス
乃木坂46
- あらかじめ語られるロマンス
- Tender days
「二人セゾン」MVの監督は、新宮良平監督
「二人セゾン」MV監督は、「世界には愛しかない」のカップリング曲「語るなら未来を…」のMVを手がけた新宮良平監督です。
MV撮影は東京、千葉で2日間に渡って撮影され、全編にわたってやわらかな自然光のもとで行われ、光と影のコントラストにバレエ風のダンスが特徴的な作りになっています。
欅坂46のラジオ「こちら有楽町星空放送局」で、てちと米さん(平手友梨奈と米谷奈々未)が二人セゾンの意味を解説してくれた“「二人セゾンを徹底解説セゾン」”において、新宮良平監督が欅坂のメンバーみんなにMVのコンセプトを説明してくれたエピソードが出てきます。
平手:そのね、MVを撮ってくださった、「語るなら未来を・・・」とかを撮ってくださった新宮良平監督さんが撮ってくださったんですけど、その人が説明してくれたんだよね。
米谷:そう、うちらにね。
平手:それの意味が、「ずっとメンバーと何年間も、何十年間もいるわけじゃなくて、今しかないから、そのメンバーといる時間を大切にしてほしい」っていう意味だったんだよね。
米谷:うん。
引用:欅坂46 こちら有楽町星空放送局 #33 20161年11月11日(平手友梨奈、米谷奈々未)
そう、これが「二人セゾン」の意味であり、MVのコンセプトでもあるんですよね。これを覚えておくと、これからする「二人セゾン」MVの解説がよりしっくりくると思います。
「二人セゾン」MVのダンス振付師は、TAKAHIRO(上野隆博)先生
「二人セゾン」MVのダンスの振り付けを担当しているのがTAKAHIRO(上野隆博)先生です。
NYアポロシアター、マドンナ専属ダンサー等の活動を経て、現在は日本をメインに活動中です。
欅坂46「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「二人セゾン」今までのシングルすべてTAKAHIRO先生の振り付けです。
今回の「二人セゾン」TAKAHIRO先生の振り付けについても、てちと米さんが “「二人セゾンを徹底解説セゾン」”において、振り付けのコンセプトを語ってくれています。
平手:あとTAKAHIRO先生に、また今回も振り付けしていただいたんですけど、
米谷:うん、振り付けしてもらって。
平手:TAKAHIRO先生は、なんかすごい心臓の音、
米谷:生きてる、生きてるっていう気持ちをね。
平手:そう、生きてるっていうのを表したいって言ってたよね。
平手:だからまた振り付けも楽しみにしていてください。
引用:欅坂46 こちら有楽町星空放送局 #33 20161年11月11日(平手友梨奈、米谷奈々未)
今回の「二人セゾン」のダンスの振り付けは、心臓の音、生きてるっていう気持ちを表しているそうです。
以上が、「二人セゾン」の基本情報です。
続いて、MVを見ていく中でおさえておきたい、『二人セゾン』の『セゾン』の意味について見ていきましょう。
『二人セゾン』の『セゾン』の意味とは何か
『二人セゾン』の『セゾン』の意味とは、フランス語で「季節」(英語のseasonに相当)の意味で、野菜や果物など、新鮮で美味しく食べられる食材の時期を表す「旬」の意味もあるそうです。
「セゾン」自体の言葉の意味は、「季節」、「旬」の意味ですが、歌詞やMVを読み解くと、この他にも「セゾン」に込められた意味が分かります。
この記事を最後まで読むと、「二人セゾン」の「セゾン」の意味についても分かりますが、下記記事で「二人セゾン」の「セゾン」の意味について、歌詞とMVを解釈&考察して、詳しく解説しています。よかったら下記記事も参考におすすめです。
MVを読み解く上で、確認しておきたいことが、「二人セゾン」の登場人物です。
続いて、「二人セゾン」の登場人物の解説について見ていきましょう。
「二人セゾン」の物語の登場人物は誰だ
「二人セゾン」の登場人物が分かる、歌詞の一部を引用します。
誰かと話すのが面倒で
目を伏せて聴こえない振りしてた
君は突然
僕のイヤホン外した
君はセゾン君はセゾン
僕の前に現れて
君はセゾン君はセゾン
日常を輝かせる
春夏秋冬生まれ変われると
別れ際 君に教えられた
作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 編曲:Soulife 欅坂46の「二人セゾン」からの引用
「二人セゾン」の歌詞の中に出てくる登場人物は、「僕」と「君」の2人だけだということです。1番の歌詞のAメロ最後の部分で初登場します。(歌詞:君は突然僕のイヤホン外した)
「二人セゾン」のMVの最初のシーンは、てちが目をつむって過去にあった出来事を回想するシーンからはじまります。このシーンは、歌詞の世界の「イヤホンをしている僕」を想像させます。
そう、主人公の「僕」を演じているのが平手友梨奈です。
「目を伏せてイヤホンをして、心の内にこもった僕」のイヤホンを突然外して話しかけてくれたのが「君」です。
そして、1番のサビで、はじめて『セゾン』とは、『君』ということが分かります。(歌詞:君はセゾン君はセゾン)
主人公の「僕」を演じているのが平手友梨奈なのに対して、「セゾンという名の君」はMVのどこに登場しているのでしょうか?
もうわかったかな?
MVの順番通りの流れで解説していきたいので、ここでは答えをいったん保留させていただきます。
答えは、『二人セゾン』MVで多く見られる光の演出の意図とは?の見出しのところに出てきます。
次の見出しの解説に進んでください。
なぜ、平手友梨奈はMVの中で、ずっと走っているのか?平手友梨奈が走っている理由!
「二人セゾン」のMVは、平手友梨奈が目をつむって過去の出来事を回想するシーンからはじまります。このシーンは、「イヤホンをしている僕」を連想させます。(歌詞:君は突然僕のイヤホン外した)
そして、てちは目を開けて、空を見上げ、まばゆい光(太陽)を見ます。光を見た、てちは、欅メンバーみんなとダンスの練習をしていた時の情景が脳裏によぎります。
居ても立ってもいられなくなった、てちは、カバンを地面に置き、突然走り出しました。
走り出した、てちの頭の中の出来事が写りながら、ここから小池美波、みーちゃん歩いて登場する過去のシーンがスタートします。
「二人セゾン」の時制
現在:てちが目をつむって過去の出来事を回想し、目を開けて、空を見上げ、まばゆい光を見て、欅メンバーみんなとダンスの練習をしていた時の情景が頭に浮かび、突然走り出す。
↓
過去:みーちゃん歩いて登場するシーンから欅のみんなでダンスを踊り、欅タワーが完成するまで。
↓
現在:夕暮れになるまで走り続けている、てちが足を止め、儚い表情でこちらを見つめる。
ダンスパートがてちの過去の回想であり、MVの最初と最後のてちのパートは現在であることが分かります。
てちが走っているシーンは、最初と最後のパートだけしか出てきません。
みーちゃん歩いて登場するシーンから欅タワーが完成するまで、ずっと走っているてちwww
てちが目を開けて、空を見上げ、まばゆい光、太陽を見た方角は、東の方角です。
このことから、てちが走り出した時間帯は午前中であることが分かります。
午前中から夕暮れまで爆走しているてちwwwwww
いったい、なぜてちはMVの中でずっと走っているのか?てちが走っている理由は何か?
MVが自然光のもと撮影され、光が強調されるシーンがいっぱい出てきたように、歌詞の中にも光が関係している部分がたくさんあります。
直接的な光の表現。春夏秋冬、季節や四季を彩るのは光があってこそです。太陽の光で光合成をして成長する草花も歌詞の中に出てきています。
ここからは、「二人セゾン」の歌詞を自分なりに解釈した、私の考えです。
MVや歌詞の中に見られるたくさんの光の表現、「目を伏せてイヤホンをして、内にこもった僕」を外の世界に連れ出してくれた「セゾンという名の君」。
「心の内にこもっていた僕」は、外の世界に出た時に、光のまぶしさを感じたのではないか?
てちは空を見上げると、あの時と同じ光のまぶしさを感じ、「セゾンという名の君」と出会った頃の思い出がよみがえる。初めて感じたときめきが再びこみ上げ、なんだか無性に体を動かしたい衝動にかられ、急に「僕」は走り出した。
これが、てちが走り出した理由です。
続きまして、
- 渡辺梨加、長濱ねる、渡邉理佐の登場シーン
- 小林由依、今泉佑唯の登場シーン
- 菅井友香、志田愛佳の登場シーン
各シーンの振り付けに込められた意味について解説していきます。
渡辺梨加、長濱ねる、渡邉理佐の振り付けに込められた意味とは
渡辺梨加、長濱ねる、渡邉理佐の登場シーン。
誰かと話すのが面倒で
目を伏せて聴こえない振りしてた
作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 編曲:Soulife 欅坂46の「二人セゾン」からの引用
いきなり3人で手を合わせた姿で登場するシーンです。
3人で手を合わせた手の形は「人」の形を想像させます。
「二人セゾン」の歌詞を読み解くと、「二人セゾン」に出てくる登場人物は、「僕」と「君」の2人だけということが分かります。
そう、3人で手を合わせる振り付けは、「人人」の形で、『二人セゾン』に出てくる登場人物である、「僕」と「君」を表しているのではないかと思います。
3人で手を合わせた後でバレエ風のダンスを踊り、ねるは頭を抱える振り付けがあります。
これは、3人のパートの歌詞である、「誰かと話すのが面倒で目を伏せて聴こえない振りしてた」の歌詞を忠実に再現した振り付けだと思います。
ねるの頭を抱える振り付けは、「イヤホンをして心の内にこもって、目を伏せて聞こえない振りをしている僕」を表現していると思います。
目を伏せて聞こえない振りをしている、ねるかわいいwww
“ねる”を“べりか”と“べりさ”で挟む、サンドイッチ、ねるサンドイッチ、ねるサンドイッチマン、ねるサンドウィッチマンwwwwwwwww
KEYABINGO!司会のサンドウィッチマン歓喜wwwwwwwww
サンドイッチマンの2人のこと呼ぶときさあ、普通にサンドイッチマンって呼ぶじゃん?
サンドイッチマンって字で書くとき、表記がサンドイッチマンじゃなくて、”サンドウィッチマン”なのな。今気づいたはwwwwwww
小林由依、今泉佑唯の振り付けに込められた意味とは
小林由依、今泉佑唯の登場シーン。
君は突然
僕のイヤホン外した
作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 編曲:Soulife 欅坂46の「二人セゾン」からの引用
いきなりカバン投げからはじまる、ゆいぽんとずーみんのシーンwwwwww
2人は、千葉県千葉市にある幕張メッセ近くの、「幕張NTTビル」すぐ横の「メッセモールへの連絡歩道橋」にいます。
2番歌詞のAメロからBメロにかけて、ゆいちゃんずが踊っているのを一人見つめる葵ちゃんwwwwww
ゆいちゃんずがカバン投げして、うぇーいしてるのが羨ましい小学生wwwwww
ゆいぽん、ずーみん「ねぇー聞いて聞いてー」MVでもかまってちゃんネタwwwwww
振り付けの話に戻しますwゆいぽんとずーみんの振り付けは、一見すると特に何もないように感じるけれど、バレエ風のダンスの後、手でハートの形を作るような振り付けがあります。これも歌詞の「君は突然僕のイヤホン外した」を忠実に再現していると思います。
手でハートの形を作る振り付けは、イヤホンを外す動作を表していると思います。
菅井友香、志田愛佳の振り付けに込められた意味とは
菅井友香、志田愛佳の登場シーン。
太陽が戻って来るまでに
大切な人ときっと出会える
見過ごしちゃもったいない
愛を拒否しないで
作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 編曲:Soulife 欅坂46の「二人セゾン」からの引用
菅井友香、志田愛佳のダンスシーンは、歌詞の「見過ごしちゃもったいない」の部分です。
見つめ合ってからの~こちらを指差し決めポーズする、ゆっかーともなかドヤ(`・ω・´)キリッ
ゆっかーともなかが、かわいすぎる件wwwwww
個人的に「二人セゾン」MVの中で、一番好きなシーンです。
ゆっかともなかの振り付けは、見つめ合ってからの~こちらを指差し決めポーズする振り付けで、ねるサンドイッチのシーンで出てきた「僕」と「君」が意気投合した「二人が打ち解けて仲良くなった瞬間」を表していると思います。
この振り付けも、2人のシーンの歌詞とその一つ前の歌詞の「大切な人ときっと出会える 見過ごしちゃもったいない」を汲んでいる振り付けになっていると思います。
「二人セゾン」MVで多く見られる光の演出の意図とは
「二人セゾン」のMVは、新宮良平監督がやわらかな自然光をふんだんに取り入れ、光と影のコントラストとバレエ風のダンスが特徴的なMVの作りになっています。
光の演出の意図は、いったい何でしょうか?
上記の「二人セゾン」の基本情報で出てきた、新宮良平監督が欅坂のメンバーみんなにMVのコンセプトを説明してくれた言葉を思い出してください。
「ずっとメンバーと何年間も、何十年間もいるわけじゃなくて、今しかないから、そのメンバーといる時間を大切にしてほしい」そう、これが答えです。
MVの中で、欅のみんなは学制服を着てダンスの練習をしています。MVの設定では、欅のみんなは高校生を演じています。
先程の新宮良平監督の言葉とMVの中の高校生を演じる欅みんなの心情を合わせると、「みんなでダンスを踊る高校生活は、今しかないから、その時間を大切にしたい」その大切な時間は光によって包まれています。
この言葉を言い換えると、そう、『青春』なんです。
「二人セゾン」MVで多く見られる光の演出の意図は、「僕」と「君」の『青春』を表現しているんだと思います。
歌詞に「君はセゾン」とあるように、「セゾン」は「君」でもあります。「心の内にこもっていた僕」を外の世界に連れ出してくれた「君」は、まるで「光」であり「太陽」のような存在ではないでしょうか。
それでは、「心の内にこもっていた僕」を平手友梨奈が演じているのに対して、女神的な存在の『君』は、MVの中で、一体どこに登場しているのでしょうか?
実は、あなたはすでに、MVの中で何度も「僕」にとって女神的な存在の『君』を見ています。
どうですか、わかりましたか?
「僕」を外の世界に連れ出してくれた、大切な存在の「君」。
「僕」を演じる平手友梨奈にとって大切な存在はだれですか?
もう、わかりましたね。
そう、平手友梨奈演じる「心の内にこもっている僕」を、外の世界に連れ出してくれた「セゾンという名の君」は、『欅坂46のメンバーみんな』なんです。
「二人セゾン」という物語は、「僕」と「君」の『青春』であり、『欅坂のメンバーみんなの青春』の物語なんです。
これで『セゾン』とは、『季節』=『旬』=『僕を連れ出してくれた君』=『青春』=『欅坂のメンバーみんな』ということが分かりました。
続いて、2番サビの終わりのところで、大階段でダンスの練習をしている欅のみんなが、後ろを振り返って何かを指差すシーンがあります。
このシーンが意味するものとは何だと思いますか?
実は、私はこのシーンの意味を理解するのにかなりの時間がかかりました。
欅坂ファンのガチ勢ならすぐ分かったんだろうなぁと思いました。
それでは、欅のみんなが、後ろを振り返って何かを指差すシーンについて解説していきます。
2番サビ「歌詞:儚く切ない月日よ忘れないで」のところで、後ろを振り返って指差したものとは何か?後ろを振り返って何かを指差す振り付けの意味とは?
2番サビは、千葉県千葉市のNTT幕張ビルの東北側の大階段で、欅のメンバーみんながダンスの練習をしているシーンです。
2番サビの終りの部分「歌詞:儚く切ない月日よ忘れないで」のところで、後ろを振り返って指差す振り付けが印象的なシーンです。
このシーンも「二人セゾン」のMVをはじめてみた時に疑問に思うポイントの一つではないでしょうか。私は、歌詞をよく見てMVを何度か見直しても、このシーンの意味がわからない難しいシーンでした。
私がこのシーンについて疑問に思ったポイントを挙げてみます。
- 後ろを振り返って指差す振り付けは、次のシーンの平手友梨奈のソロダンスシーンを強調するためか?
- 歌詞の「儚く切ない月日よ忘れないで」の月日を指差し、強調しているのか?
- 大階段後ろに見える建物を指差しているのか?
このシーンの次のシーンが、てちのソロダンスシーンです。はじめは、てちのソロダンスを強調しているのかと思いましたが、後ろを振り返って指差すシーンに、てちもいるのは少々不自然だと思いました。自分で自分のソロダンスを指差して強調するのは、少し不自然ですよね。
次に疑問に思ったのが、欅のみんなは、月日を指差したのではないかというポイントです。「二人セゾン」には、光や太陽が度々出てくるので、光と影、太陽と月を暗示しているのかと思いました。
その次に疑問に思ったのが、大階段後ろに見える建物を指差しているのか?というポイントです。私は田舎者なので、東京や千葉の土地勘に詳しくないので、何の建物を指差しているのかピンときませんでした。
欅坂46『二人セゾン』MV新宮良平監督はどんな人?MVロケ地は幕張有明の富士見橋!他はどこ?の記事を書いている時に、後ろの建物が「イオンタワー」だということが分かりました。
でも、欅のみんなが「イオンタワー」を指差すことに何の意味があるのかわかりません。
結局、月日を指しているのではないか?という解釈でいたのですが、「二人セゾン」MVのロケ地の地図を作っている時に、この謎が解けました。
NTT幕張ビルの南西方向に「イオンタワー」が見えます。
みなさん「イオンタワー」見つけましたか?
欅のみんなが後ろを振り返って指差した「イオンタワー」の延長線上方向に地図の画面をスクロールしてみてください。
何が見えましたか?
みなさんもうわかりましたね♪そう、それが答えです!
欅坂のみんなが指差していたものは、「幕張メッセ」です。
欅坂のみんなが、後ろを振り返って何かを指差す振り付けの意味は、欅坂ファンのみなさーん幕張メッセの握手会場で待ってま~すだった件wwwwwwwww
さんざん悩んだ挙句たどり着いた結末が握手会というオチwwwwwwwww
地方勢の俺にはわからないはずだwww
「欅タワー」が意味するものとは?
MVの終盤で、
初めて感じたときめき
思い出はカレンダー
二人セゾン
HA-
僕もセゾン
作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 編曲:Soulife 欅坂46の「二人セゾン」からの引用
のところで、みんながいっせいに集まり欅タワーを完成させるシーンがあります。そこに太陽の光が降り注ぎます。(ここにも光の演出が)
「欅タワー」に最も貢献しているであろう、土生ちゃんwwwwww
「欅タワー」ならぬ、もはや土生タワーwwwwww
この「欅タワー」が意味するものは、平手友梨奈が演じる「僕」と、「セゾンという名の君」である「欅坂46のメンバーみんな」の、今しかない大切な時間を表している、『青春』を象徴しているのではないかと思います。
「僕」と「君」の「青春」であり、「欅坂46がアイドルとして活動する期間」は、彼女たちの「青春」でもあるので、「欅タワー」は、『欅の木』を表現していると思います。
「欅タワー」を見て、【欅坂46】2ndシングル「世界には愛しかない」のカップリング曲「語るなら未来を…」のMVに出てくる「てちピラミッド」のシーンを思い出したファンは多いだろうね。
「語るなら未来を…」「二人セゾン」のMV監督はどちらも新宮良平監督なんだよね。
「欅タワー」と「てちピラミッド」の演出考えたのは、振付師のTAKAHIRO先生とMV監督の新宮良平監督どっちだろう?
欅坂のイメージにあった振り付けだよね。
以上をまとめると、「欅タワー」は『青春』の象徴であり、『欅の木』を表現していると思います。
そして、次がいよいよ「二人セゾン」MVの最後のパート、最後のシーンの解説になります。
『二人セゾン』MVの最後のシーンに込められた意味とは?今までずっと走り続けていた平手友梨奈が橋の上で足を止め、こちらを儚げな表情で見つめるのはなぜか?
『二人セゾン』MVを初めて見た人だれもが疑問を持つであろう最後のパート。意味深な音が使われるシーンが2箇所あります。
- 欅タワーを見つめる平手友梨奈がアップで抜かれるシーン
- 平手友梨奈が儚げな表情でこちらを見つめる最後のシーン
この最後の2シーンについて解説していきたいと思います。
もう一つ、午前中から夕暮れまで走っていた平手友梨奈が、突然、橋の上で足を止めた理由についても解説していきます。
欅タワーを見つめる平手友梨奈は何を思っているのか?
欅タワーを完成後、「僕もセゾン」の歌とともに、意味深な音で、てちのアップが抜かれるシーンです。
てちは、手を挙げて、欅タワーの一員として、タワーの頂上を見つめています。
てちは、欅タワーを見つめながら何を思っているのでしょうか?
ここで、「二人セゾン」MVのダンスシーンに注目したいと思います。
ダンスシーンでは、2種類の制服が使われています。普通の学生服と紫色が入った制服です。
なぜ、2種類の制服を使っているのか?
ただ単にMVの見栄えを良くするためか?
私の妄想では、制服によって時制が違うのではないかと思っています。
普通の学生服のシーンはダンスの練習で、紫色の制服のシーンはダンスの本番、あるいはダンスの本番前の最後の練習だったら・・・
てち(僕)は、欅タワーを見つめながら、『こうやって君(欅メンバーみんな)とダンスを踊れるのも、これが最後・・・』であることを『悟った』瞬間だったのかもしれません。
以上、私の妄想ですが、欅タワーを見つめる平手友梨奈は何を思っているのか?についての解説でした。
続いて、次が「二人セゾン」MVを締めくくる最後のシーンの解説になります。
「二人セゾン」MV最後のシーンに込められた意味とは?儚げな表情でこちらを見つめる平手友梨奈は何を思っているのか?
欅タワーを見つめていた平手友梨奈がアップで抜かれる次のシーンが、「二人セゾン」MVの最後である問題のシーンです。
なぜ、平手友梨奈はMVの中で、ずっと走っているのか?平手友梨奈が走っている理由!の見出しで前述したように、「二人セゾン」の時制は、「現在」→「過去」→「現在」となっています。
MV最後のシーンは、てちが走り出したシーンの続きであり、時制は「現在」であることに注目したいところです。
てちは、空を見上げて感じた光のまぶしさに、「君」と出会った頃の初めて感じたときめきを思い出し走り出しました。
走っている途中で色々な気づきが生まれます。
道端の雑草や街を漂う花の香りに気づき、以前とは違う心の変化に気づきます。
そして、「君」との出会い、「君」と一緒にダンスを踊っていた時のことを思い出します。
「君」のおかげで、ダンスの楽しさを知り、かけがえのない友だちができた。
「君」が、別れ際に教えてくれたように、春夏秋冬、季節が移り変わるように、「僕」も「君」のような魅力的な人間に変わる決心がついた。『僕もセゾン』
「春夏秋冬、時が経てば過ぎた季節はまた戻ってくる。だけど、君と過ごした青春は、もう二度と戻ってこないんだね・・・」
最後のシーンの儚げな表情でこちらを見つめるてちの感情は、こんな感じではないでしょうか。
歌詞の2番終わりのCメロ
春夏秋冬生まれ変われると
別れ際君に教えられた
作詞:秋元康 作曲:SoichiroK、Nozomu.S 編曲:Soulife 欅坂46の「二人セゾン」からの引用
歌詞の内容から「僕」と「君」は、すでに別れていることが分かります。
「二人セゾン」最後のシーンの意味は、『君との別れ』を暗示しているのだと思います。
「君と出会った青春」を光で演出しているのに対して、『君との別れ』を暗示している最後のシーンが暗くなることは腑に落ちます。
「二人セゾン」は、「僕」と「君」の『出会いから別れまでの青春』を描いた物語でした。
これで、「二人セゾン」MVの最後のシーンに込められた意味が分かりました。
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